2010年06月11日

CANONの大阪ショールームに行ってきたよ!


(※納入されたので一部改訂)


CANONの大阪ショールームに行ってきたよ!


 CANONの大阪ショールームに行ってきたよ!

 会社で大判プリンタを買い換えることになって、そのチェックに行ってきたのである。さすが大判プリンタとなると買う人も少ないらしく、カカクコムにも情報があんまりないのだ。となれば、この目で見て確かめるのが一番! なにより、面白そうだしね!


 とゆーわけで、わざわざ休みの日に行ってきましたよ。交通費自腹で。はっはっは。完全に趣味ですな。


 3日前に予約を入れて、JR大阪駅桜橋口より、歩いて4分。梅田ダイビル17階へエレベーターで上がり、CANONショールームに到着!

 さあ来たぜ! 俺にプリンタを見せるがいい! うわはははー!!!! ――ってアレ? お高そうなでかい機械が並んでるよ? その間を、偉そうなおっさんが歩いてるよ? なんだ? ああ、チミチミ。吾輩は十数万のお高いプリンタを見に来てやった、お客様でガンスよ? ブルジョアジーざますよ? ひれ伏して案内するがいいでフンガー。


「この階はウン百万のデジタル印刷機専用階だ貧乏人。下行けカス」


 階 、 間 違 え た 。


 貧乏人ですみません。泣きながら下に降りました。

(※本当はそこにいたCANONの社員さんが、すんげえ丁寧な口調で、優しく下まで先導してご案内してくださいました。ウン百万の機械の商談中だったのに。生まれてきてごめんなさい)


 で、よーやくたどり着いたショールーム。そりゃもう、色々見せていただきましたよ!

 今回、購入を考えていたのはimagePROGRAFシリーズの、iPF650! 使用目的は、店頭のPOP作成である! 5色インクとはいえ、去年の4月に出ただけあって、一昔前の上級機に比べても、写真画質はそう悪くない。本当は8色以上のインクを使い、カラーキャリブレーション機能が付いたヤツのほうがそりゃいいんだが、本体がお高い上、インク代も、印刷時間も倍かかるのである。

 iPF650は、カカクコムを見るに、足付き・送料・税込みで、18万代で買える。さらに、滋賀のパソコン卸売センターという業者さんの【買い替えキャンペーン】というのが使えると、6月末までの発注なら、設置費をタダにしてもらえるのだ! 通常設置費は4~5万かかるので、これは破格! うちは現在EPSONの大判プリンタを使っているので、条件的にバッチリである。このキャンペーンやってるうちに買いたいなあ、と思って見に行ったのだが。


 いやあ、スゲエ参考になった! 百聞は一見にしかずって言うけど、真理だねえ。


 iPF650と、そう変わらない価格で購入出来るiPF6000Sと、iPF610という機種も一緒に見せていただいたのだが、これがもー、ビックリ。


 印刷速度も、色も、使い勝手も、3機種とも全く違う。


 iPF6000Sは、8色インクを使った機種。iPF610は、iPF6000Sと同じ筐体を使用し、使用インクを5色に落とした機種だそうな。この2つの機種は、世代的にiPF650より前に当たり、液晶が小さく見にくかったり、ロール紙を入れる機構が古く、交換がしにくかったりと、最新機種のiPF650に比べると、使い勝手が悪かった。

 それよりなにより驚いたのが、印刷速度と、色だ。

 会社で作ったPOPを持ち込んで印刷させてもらったのだが、iPF650(実際には大阪ショールームにはiPF650が置かれていなかったので、iPF650にHDDを搭載しただけと言う、ほぼ同機種のiPF655を試用)がA2サイズのPOPを30秒程度で印刷するのに対し、iPF610は50秒くらい。使用インクの多いiPF6000Sに至っては、2分くらいかかる。

 色合いも、並べてみてみると、驚くほど違う。有り体に行って、iPF650で刷ったものが一番、派手で目を惹く。これは、やはりこういったプリンタを買う人は「人間の写真をきれいに、目立つように見せること」をうるさく言う人が多いらしく、それに答えるべく色作りをした結果らしい。この色作りに大きく寄与しているのはマゼンダだそうで、iPF610とiPF650の使用インクはほとんど同じなのだが、マゼンダだけバージョンが2つも違う、新色インクがiPF650には使われている。

 ただ、確かに人間を印刷した時の色味は派手で、目を惹くのだが、それが正確な色再現なのかというと、そういうわけではないのが難しいところである。特に青色系など、元データとの乖離が、少し気になった。また、さすが8色インクだけあって、iPF6000Sの方が、中間色やグラデーションはきれいに見えた。


 さらに、iPF650で一番残念だったのが、ロール紙による印刷がメインで、カット紙の使用が、ほぼ眼中に無い設定になっていたことである。おかげで、カット紙を使うときは

①1枚ずつしかセットできない
②毎回縦の長さが何cmか入力しなければならない※間違いでした。少なくともうちに納入された分では、長さの入力不要。会場のものは、特殊な設定だったのかも。
③後端余白23mmと、だいぶ大きな余白を取らなければならない

などと、ヘビーなPOP作成の現場では、とても使い物にならない仕様になっている。

 まあ、ネットを探してみると、CANONの純正紙と同等の品質・白色度のロール紙が、半額程度で売っているし、それを計算してみるとカット紙よりコストパフォーマンスは良くなるようなので、いいけど。ロール紙にB1なんてサイズがあるのも有り難いし。(うちはB2サイズの印刷物をよく作るのである)

 ただ、今まで購入したA2カット紙の在庫がなあ。このサイズのカット紙とインクを使い切るまで、EPSONの旧型プリンタの廃棄を延期するか……。


 あ! あと「便利だなー」と思ったのは、いわゆる「印刷設定」の画面に「印刷プレビュー」状態になった小窓があって、そこで今どんな印刷設定で、印刷範囲になっているかが確認できたり、さらにその小窓をぐりぐりーっとやるだけで、印刷範囲の移動や再設定ができること。これ、めちゃめちゃ便利だった!(※間違い。これ、イラレCSの機能だったのね。知らなかった……。うち、まだ10なんだよ! CS高いんだよ! 買えねえ!)


 あと、印刷の時に「90度回転」って設定があることもね! これを使うと、ホルダーにセットしているロール紙より、1サイズ小さいPOPを印刷するのが、めちゃめちゃ楽! EPSONの最新機種は自動でやってくれるって噂もあるけど、知らなかった方向で!(※これも一部間違い。CANONもA1ロール紙セットして、A2設定で作ったら、自動であわせてくれるっぽい)

 こんな感じで約2時間触らせまくらせていただきました。結局、購入は最初の案通り、iPF650に決まったわけなんですが、購入前から利点も欠点もちゃんと把握できたことによって、買ってから「こんなはずじゃなかったー!?」となる危険を回避できました。特にカット紙の使い勝手が確認できたのは大きかった。あやうく、iPF650が来た瞬間、旧型を捨てて、カット紙を無駄在庫にするとこだった。あぶねえ、あぶねえ。

 以上、非常に楽しかったです。大判プリンタとか買う予定のある人は、ぜひ行ってみるといいと思う! やっぱり、自分の目と手で確認できるって言うのは、大きいよ!


 賢い買い物の第一歩は、入念な下調べ。


 実生活では、衝動買いばっかりだけどね! 色んなもんが、買ったはいいが、使われずに転がってるけどね!


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Posted by MAD at 03:10│Comments(0)日記。

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