2009年11月30日

Designers high。その2


●準グランプリ「EAT JAPAN Candy」



「日本全国47都道府県の名産や特産品を飴にしました。47種類の味があるので多人数で分け合い楽しみながら食べる事ができます。」

だそうな。これも面白い!

日本人相手に持ってって、みんなで自分の出身地についてワイワイやれば絶対盛り上がる!

これの、県バージョンなんかも面白いよね。日本地図じゃなく、例えば滋賀県とか京都とかの、それぞれの市町村ごとの名物を、同じようにキャンデーやお菓子にするの。「旅行、どこに行ってきたの?」って聞かれた時に、その地図を指し示しながら解説したりして。郷土を離れて久しい人への贈り物にもいい気がする。期間限定で、それぞれの市町村のスイーツショップと提携したバージョン作ったりしてね。

も一ついいのが、海外へのお土産に持って行くこと。

海外で「どこから来たの? シガ? それってどこにあるの? 京都の近く?」みたいな会話って、だいたいみんなしたことあると思うんだけど、これがあれば「これが京都、これが東京。で、俺のふるさと、シガはここ。琵琶湖って大きな湖があってね。このキャンデーはその名物にちなんだモノなんだ」ってやれば、分かりやすいし、話も弾む!


 ま あ 、 そ の 名 物 が 鮒 寿 司 だ っ た り す る ん だ け ど 。


 かくして、はからずも海外にアンチ滋賀外人が誕生することに。どうしてこうなった♪(台無し)

●小山 薫堂賞「セッタクロック」



 雪駄の形した壁掛け時計。

 おもしろいっ! これが似合う部屋ってのは相当ハイセンスな部屋な気がするが、例えばお茶席に呼ばれて、これが壁に掛かっていたら、俺は一生そいつを尊敬するだろう。

 日本人の粋とユーモアは、こういうもんだと思う。

●柴田 文江賞「Tape Cutter (Ishigaki)」




 石垣の形をしたテープカッター。

 これだけだと、失礼ながらそんなにセンスいいと思えないのだが(すいません)、これの気が利いてるところは、「テープホルダー部には、(春=桜、夏=竹、秋=菊、冬=雪)が、型抜きされています。テープを使うたびに四季がクルクル巡ってきます。」ってとこね! それによって、何とも言えぬ品の良さと、センスがにじみ出てるんですなあ。ステキすぎる。

「さらにオプションで和歌や家紋を印刷したテープを使うことで、ギフトや手紙等に和テイストの演出が可能です。」と来た日にゃ、京極さんも「かんにんや! 山岡はん、あんたはワシをどれだけ感激させたら気がすむんや!」と落涙必至です。いや、京極と言っても、夏彦さんの方ですけど――って、そっちのがスゲエよ。


 眠い。続きはさらに今度ー!  


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2009年11月25日

Designers high。1/3


 先日行ったTokyo Design Tideの一企画、Tokyo Midtown Award2009。

 このデザイン部門コンペの「Japanese New Gift 日本の新しい手みやげ」がすんげえ面白かった! どれもこれも、「コレはやられた!」と素直に思える、センスのいい物ばかり。売ってるの見かけたら、間違いなく買っちゃいそうな逸品ばかりでありましたよ! まあ見れ!


「Japanese New Gift 日本の新しい手みやげ」
http://www.tokyo-midtown.com/jp/award/result/2009/design.html

まず、

●グランプリ「チョンマゲ羊羹」




見事! まさしく見事!

形とネーミングだけで、ただの羊羹がここまでユーモアに満ちたものになるなんて! まさしくデザインの妙!

いやホントに、これスゴイと思う。開けた瞬間、日本人だろうと外人だろうと爆笑必至だろ。そして皆頭に載せる。絶対載せる。

また、これのスゴイのは、製造行程にムリがないだろうってこと。形状は間を絞っただけのシンプルなものだから、特殊な機械を作る必要もない。飾りも簡素で、やる気さえあれば、一月もかからず販売できそうなシンプルさ。

フェラーリなどの設計で知られるイタリアの著名デザイン会社ピニンファリーナの凄みは、そのデザインの官能性もさることながら、製造するさいの工程やコスト管理、安全性まで考慮に入れた設計にあるという。このデザインは、それに通じるものがある。お金も時間も掛けずに実現可能でありながら、間違いなくオリジナルで、ユーモアに溢れ、そして品があるのだ。脱帽。ちょんまげだけど脱帽。

ぜひこれを頭に載せて、ペリー提督ごっこがやりたい。ソレデなにヲ表現シヨウトシテイルノ!?(そこかよ)


●学生の部グランプリ「TOKYO MAKER」



「東京の風景を形作る建造物や名所をモチーフにした付箋」。

おおおおお! この発想もないわー! 付箋を挟み込んだ本やメモが、はからずも作品となる付箋である。旅行に行ったさい、これをガイドブックに刺して使い、帰ってからそれを壁か何かに立てかけてその記憶にしたいね。

まあ、俺が行く場所だから、刺さる付箋も、二次元美少女の看板が至る所にってなやつになるんだろうけど。うむ、台無し。


疲れたので以下明日。  


Posted by MAD at 02:03Comments(0)2009Designers week&Tide