2008年07月24日

行雲流水!


 大学の先輩Nさんとその相方Sさんと、例年恒例、鈴鹿へシャワークライミングへ行ってきたよ!

 ウェットスーツを着て渓流をざぱざぱ昇るという、夏に最適のこのアクティビティ。10年ほど前にはじめて行って以来、ほぼ毎年行っているという、俺イチオシの遊びなのである。

 鈴鹿のPOWER ZONEさんはこの遊びの、日本でのパイオニア。

 正直、俺はアウトドアのアクティビティはガイド7割、コース2割、運1割だと思っている。

 ここはコース良し、ガイドのレベル高し。しかも家から近く、帰りには湯の山温泉にまで寄れてしまうという絶好の環境とあって、毎回お世話になっている。そーいや、去年はTOKIOも来たらしいねえ。今回も、期待にたがわぬ楽しさだった。





 歓声を上げて、バカみたいに澄み切った自然のプールに飛び込む。

 身体全体を使い、岩場をえっちらおっちら這い上がる。

 ごうごうと音を立てて流れ落ちる清流に頭を突っ込み、とりゃー!!と突破しようとして、失敗して流されてみる。

 天然の滑り台を流れ落ち、どっぽーんと淵へ転がり落ちる。


 あ あ 、 楽 し す ぎ る 。


 もうね、この年になると水遊びなんてそうやらんわけですよ! しかも、飛び込む先は足下まで透けて見える、瑠璃色の清流。今回は小学校低学年のお子様方とそのお母さん10名とご一緒だったんですが、俺等も同じく童心に返り、腹の底から笑って、泳いで、身体中を使ってクタクタになって。心も体も、汚いものが全部流れていったような、心地良い疲労感に包まれて、そりゃあいい気落ちにさせていただきました。

 最近晴天続きで水量が少なく、スリルという面では物足りなかったものの、かわりにかわいい&面白すぎるお子様たちに囲まれて、まったりした幸せな時間を過ごさせていただきましたぜぃ。ガイドさんも男前で、気配りのできる素晴らしい方でしたしね。感謝、感謝。

 その後は、冷えた身体を温めるべく、近所にある湯の山温泉グリーンホテルでひとっ風呂。ここがねえ、また良かったんですわ! お湯の質が半端ねえ!!!

 入った瞬間、身体を包むぬるっとした感触。開いた手を握ると、ゼリー状の何かを掴んだかのような錯覚を覚える薄緑色のお湯! すげー!

 鳴子の鰻の湯を思わせる美肌の湯は、完全なる源泉掛け流しではないようですが、そんなんどーでもいいです。もう、湯上がりお肌つやっつや! 最近改装したのか、ホテル自体も経年劣化が全然感じられないキレイさでしたし、これで日帰り湯650円は安いわ。ぶっちゃけ、名前から行く前は「どーせショボいビジネスホテルみたいなトコだろ?」とおもってたりしたんですが、全面的に謝る。土下座も辞さない思いだ。正直、泊まってみたくなった。

 しかし、他のホテルもみんなこーゆーお湯なんかね? だったら凄すぎだな湯の山温泉郷。お湯巡りしてえー!!!


 そして、最後は俺が愛してやまない地元の某お総菜居酒屋Tでお食事。最近メニュー変えたって聞いてたから、気になってたんだけど、相変わらずうめえええええ!!!!!

 厚めの衣でからっと揚げたカボチャのコロッケ!

 しょうがの香りがなんともたまらぬ、はものあんかけ!

 すっきりさっぱり、冷やし豚しゃぶ!

 様々な薬味が多層的に載せられ、食べるたびに味が違う冷や奴!

 そして、なにより絶品だったのが其之三焼き飯な! 焼き飯、つーからチャーハンが出てくるかと思ったら、これが意外や意外。鉄板に載って出てくる! そして、じうじう音を立てるご飯の上にたっぷりかかっているのは、なんとビーフシチューなんですよコンチクショウ! しかもこのビーフシチューが絶妙にアレンジされててさあ! デミグラスソースが濃すぎず、薄すぎず。ハヤシライスに似て非なる、絶妙の味付けでした。脱帽だよまったく。



 ラストにフローズン・レアチーズケーキという、これまた食べたことない食感と控えめの甘さで、俺の脳天を直撃してくれたデザートで締め。いや、旨かった。満足満足!

 シャワクラ、温泉、夕食のどれもが最高の、充実した一日でした。いやもう、たまんないね! 楽しすぎるね! こういう一日があるから人生やめられないね!

 これで明日も休みで、ホテルや旅館でぐっすり寝れるなら最高なんだけどなあ。まあ、そこまで望めばバチが当たるか。

 さあ、明日からも頑張るよ! よっしゃあああああ!!!(≧∇≦)ノ彡  


2007年08月26日

クライミング・フリーマン。(後編)


 その日、俺は朝6時に起床。元愛車MPVを駆って京都へ向かった。体調は結構良好。睡眠不足で行った先日のラフティングとシーカヤックにさすがに懲りて、なんと5時間も寝て行ったのである! うおー、当社比2倍ですよ!! 快挙だ! 俺にも学習機能はあるのである。2週間しか持たないけど。

 京都駅にて、グリ友Hとご対面。いやいやどうも。さてはてどうも。

 ネットだけのお知り合いと遊びに行くのは久しぶり。だいぶ緊張したものの、話しやすいお方で打ち解けるまでそんなに時間はかからなかった。まあ、日記での疑似コミュニケーション自体は長いしね。

 しかし、会って二時間で俺に「エジプトピラミッド密登頂ツアー」の話をさせるとは、やるな! 俺の持ちネタの中でも2つしかないと言われる大ネタの一つなのに!(誰が言ってんだよ) こやつ、ただ者ではない・・・!!!

 そんなことを思いつつ、「カンボジアでランデブー」「アメックスのブラックカードがものすごい」「TRPGとはなにか」「ロシアン・ヨーグルト事件」等々の小ネタを繰り出してたら鈴鹿に着いた。どーゆー会話だ。


 9時15分到着。集合は9時半。快挙である。自慢じゃないが俺様、Power Zoneさんのシャワクラには7回くらい行ってるが、時間通りについたためしがないという最低の不良客なのである。その俺が! 時間通りに!!

 俺も大人になったもんだぜ。自らの成長に目頭を熱くしていると(ちなみに今年で34歳になりました)、「こんにちは」と声をかけてくる人がいる。

 精悍な体つきと、人なつっこい笑顔。それが、本日のガイドの「 まぁくん」さんでありました。


 結論から言おう。


 まぁくん、あなたは最高のガイドでしたー!!!! さすがなりぼうさんが太鼓判を押した方。その言葉に偽りなし!!

 けっこうアウトドア系の遊びには行ってる方だと思うんですけど、ガイドさんも、やっぱり上手い方と下手な方がいらっしゃるのね。その顕著な例が、人数が増えた時の捌き方なんだ。

 ぶっちゃけ、お客が一人二人、多くても友達同士の1グループなら、たいていのガイドさんは盛り上げてくれます。でも、他人同士のグループが複数入り交じった時、そのパーティ全体を盛り上げ、行列の一番前から最後まで気を配り、さらに他人同士のパーティ全体を、終わった時「仲間」にできるガイドさん。これは非常に数少ない。


 そして、まぁくんは、その数少ないお一人でした。


 盛りあがりそこねてる一団がいると、即「そこ! 顔が暗ーい!」と声が飛ぶ! 皆で胴上げして水に放り出すなどの、交流イベントを組む! ファイトー! 一発ー!!の掛け声の元、みんなのテンションを上げまくる!

 それでいてちゃんと、最後尾で岩に昇り損ねて尻餅ついている人がいると、すぐ駆けよってくるんだ。ちゃんと見てるんだね。

 しかもね、一緒に廻った人たちが、本当にいい人達で。インテリアデザイナーだという、すごく優しそうなお父さん。笑いの絶えないお母さん。そして、活発な中1の男の子と、小学校中学年くらいの妹さん。この二人が、本当に素直ないい子で。最近の子供って、どこに行っても仏頂面でDSをいじってるイメージが大きいんだけど、この子たちは兄弟仲良くて、挨拶もしっかり出来るいい子達でした。

 そして、もう一つご一緒だったカップルさん。美男美女のカップルで、いつでもラブラブ。本当にいつも二人でイチャイチャしてたんだけど、でも、なんか腹立たない爽やかさなんだよね。まわりのみんなに「ここだけ温度が熱い!」とか「二人の世界に入ってるから置いていこうか」なんて言われつつも、あははと笑ってそれですむような。ジャニーズで言ったら、見事にドラマ班。TOKIOの長瀬をさらに爽やかにしました、みたいなタイプ。多分、なんかのスポーツ選手なんじゃないかな?

 そして俺とグリ友H。


 見 事 に バ ラ エ テ ィ 担 当 で し た 。


 とりあえず、なんかイベントある度にオチ担当。グリ友Hが中盤いらんことして場を暖め、ラブラブカップルのイケメン兄ちゃんがオモロいことやってハードルを上げてくれたところで、まぁくんが一言。

「はい、このお兄ちゃんが最後落してくれますからね!」

 俺に集まる視線。高まる期待。


 プ レ ッ シ ャ ー 。


「・・・ていっ! 秘技『鯉の滝昇り』ーッ!!」
「おおーッ!!!」(拍手)
「やったー、うけたよ! うう、良かったー」
「はーい、じゃあ次こっちー。オチ頼みますね!」
「ひぃぃぃぃ!!!」


 ま ぁ く ん 、 キ ラ ー パ ス 激 し す ぎ で す 。


 お前はベッカムか!

 そんなこんなで青く澄み渡った水に頭からつかり、昇り、泳ぎ。時々飛び込んだりなんかもしたりしながら、歩きも歩いた4時間半。身も心も全部キレイになるような、そんなステキな一日でした。至福。

「すごい楽しかったですよ!」
「本当に? そりゃ良かった! 組んだ甲斐がありましたよ!」
「本当本当! MADさん、動き軽いですね!」
「はっはっは『俊敏なデブ』って新ジャンル目指してますから」
「新ジャンルー!?」

 そんな会話をカマしつつ、俺の愛してやまない某お総菜居酒屋でご飯食って解散。しかもここでめったに空いてないあの幻のカップルシートに座れた上、忙しいオーナーにまで会えるという幸運ッぷり。なんだこの女の強運は。

 いやあ、楽しい一日だった。まぁくんの本来の担当だって言うスーパーシャワクラも行きてえなー。15mの滝昇りてえなー。そんなことを思いつつTV見ながら寝オチ。朝起きてビックリ。


 筋肉痛で動けない。


 翌日に筋肉痛が来るなんて俺もまだ若いなハッハッハ――って張り切りすぎたー!?

 おかげさまで、今日は会社でロボットみたいな動きで働いておりました。おおう! 肩の裏ッかわとか、普通痛みもしない妙なところから激痛が! 激痛がー! ご利用は計画的にー!?


 新 ジ ャ ン ル 確 立 の 日 は 遠 そ う で す 。  


2007年08月26日

クライミング・フリーマン。(前編)

 グリ友の子と、シャワークライミングに行ってきました。行った先は鈴鹿。ここ数年お世話になってるPower Zoneという会社さんが主宰するコースである。

 本当は大学の友人ともども、盆前の土日に行く約束してたのだが、予約が取れなかったのだ。なんでも先日、鉄腕DASH!!が取材に来たとかで、人気爆発超人気になってしまったらしいのである。嬉しいけど、予約取れないのは困るなあ。ええい、お前ら俺が行かない時だけ予約しろ!!←最低


 ただ、結果的にはこれが良かった。ここ最近雨が少なく水量が少なかったのが、うまいこと夕立降りまくり。一気に水量回復! しかもさらなる僥倖が!

 例によって例の如くほんへほんへほーん♪っと日記を更新しているとmixiの足跡に、見慣れぬお名前がある。どれどれ誰かなふんふんふん♪ 来るものは、逃がしゃしねえぜLet'sストーキング!と足跡押してビックリ。


 P o w e r   Z o n e の ガ イ ド さ ん で し た 。


 ぬおおおおー!!! すかさずメール! もうすぐ行きますー!!   1万年と2000年前から愛してましたー!!

 で、お話ししてみたところ、これがあなた! いい方なんだ! フレンドリーなのに、馴れ馴れしくない。ううん、語弊があるな。あのね、楽しくてユーモアにも満ちた語りなのに、人間的にちゃんとした方なんだろうなあ、ってのがひしひし伝わってくる語り口なんですよ。誠実さに溢れてる、とでも言えましょうか。

 こりゃガイドもうまいだろう。こいつはナイス! 一緒に行く子は今回が初めて。初っぱなに最高の思いができるかどうかで、ハマるかどうかは決まる。そして、シャワークライミングみたいなアクティビティは、ガイドさんが5割だと俺は思ってる。あと5割は場所と運と同行者ね。こりゃいいガイドさん見つけたぜ! 

 喜び勇んでその日入ってはるかと聞いてみたら、会社勤めなので土日しか入ってらっしゃらないと言う。残念無念。ショボーン(´・ω・`)としてると、ガイドさんはニヤリと笑い、言ったもんだね! 大丈夫! その日入るガイドの「まぁくん」は信頼の置ける、かなりテンションの高いガイドです!! きっと、楽しめること間違い無しでしょう


 そして。その言葉にウソはなかったのである!!!


(続く)