2007年08月26日

クライミング・フリーマン。(後編)

クライミング・フリーマン。(後編)
 その日、俺は朝6時に起床。元愛車MPVを駆って京都へ向かった。体調は結構良好。睡眠不足で行った先日のラフティングとシーカヤックにさすがに懲りて、なんと5時間も寝て行ったのである! うおー、当社比2倍ですよ!! 快挙だ! 俺にも学習機能はあるのである。2週間しか持たないけど。

 京都駅にて、グリ友Hとご対面。いやいやどうも。さてはてどうも。

 ネットだけのお知り合いと遊びに行くのは久しぶり。だいぶ緊張したものの、話しやすいお方で打ち解けるまでそんなに時間はかからなかった。まあ、日記での疑似コミュニケーション自体は長いしね。

 しかし、会って二時間で俺に「エジプトピラミッド密登頂ツアー」の話をさせるとは、やるな! 俺の持ちネタの中でも2つしかないと言われる大ネタの一つなのに!(誰が言ってんだよ) こやつ、ただ者ではない・・・!!!

 そんなことを思いつつ、「カンボジアでランデブー」「アメックスのブラックカードがものすごい」「TRPGとはなにか」「ロシアン・ヨーグルト事件」等々の小ネタを繰り出してたら鈴鹿に着いた。どーゆー会話だ。


 9時15分到着。集合は9時半。快挙である。自慢じゃないが俺様、Power Zoneさんのシャワクラには7回くらい行ってるが、時間通りについたためしがないという最低の不良客なのである。その俺が! 時間通りに!!

 俺も大人になったもんだぜ。自らの成長に目頭を熱くしていると(ちなみに今年で34歳になりました)、「こんにちは」と声をかけてくる人がいる。

 精悍な体つきと、人なつっこい笑顔。それが、本日のガイドの「 まぁくん」さんでありました。


 結論から言おう。


 まぁくん、あなたは最高のガイドでしたー!!!! さすがなりぼうさんが太鼓判を押した方。その言葉に偽りなし!!

 けっこうアウトドア系の遊びには行ってる方だと思うんですけど、ガイドさんも、やっぱり上手い方と下手な方がいらっしゃるのね。その顕著な例が、人数が増えた時の捌き方なんだ。

 ぶっちゃけ、お客が一人二人、多くても友達同士の1グループなら、たいていのガイドさんは盛り上げてくれます。でも、他人同士のグループが複数入り交じった時、そのパーティ全体を盛り上げ、行列の一番前から最後まで気を配り、さらに他人同士のパーティ全体を、終わった時「仲間」にできるガイドさん。これは非常に数少ない。


 そして、まぁくんは、その数少ないお一人でした。


 盛りあがりそこねてる一団がいると、即「そこ! 顔が暗ーい!」と声が飛ぶ! 皆で胴上げして水に放り出すなどの、交流イベントを組む! ファイトー! 一発ー!!の掛け声の元、みんなのテンションを上げまくる!

 それでいてちゃんと、最後尾で岩に昇り損ねて尻餅ついている人がいると、すぐ駆けよってくるんだ。ちゃんと見てるんだね。

 しかもね、一緒に廻った人たちが、本当にいい人達で。インテリアデザイナーだという、すごく優しそうなお父さん。笑いの絶えないお母さん。そして、活発な中1の男の子と、小学校中学年くらいの妹さん。この二人が、本当に素直ないい子で。最近の子供って、どこに行っても仏頂面でDSをいじってるイメージが大きいんだけど、この子たちは兄弟仲良くて、挨拶もしっかり出来るいい子達でした。

 そして、もう一つご一緒だったカップルさん。美男美女のカップルで、いつでもラブラブ。本当にいつも二人でイチャイチャしてたんだけど、でも、なんか腹立たない爽やかさなんだよね。まわりのみんなに「ここだけ温度が熱い!」とか「二人の世界に入ってるから置いていこうか」なんて言われつつも、あははと笑ってそれですむような。ジャニーズで言ったら、見事にドラマ班。TOKIOの長瀬をさらに爽やかにしました、みたいなタイプ。多分、なんかのスポーツ選手なんじゃないかな?

 そして俺とグリ友H。


 見 事 に バ ラ エ テ ィ 担 当 で し た 。


 とりあえず、なんかイベントある度にオチ担当。グリ友Hが中盤いらんことして場を暖め、ラブラブカップルのイケメン兄ちゃんがオモロいことやってハードルを上げてくれたところで、まぁくんが一言。

「はい、このお兄ちゃんが最後落してくれますからね!」

 俺に集まる視線。高まる期待。


 プ レ ッ シ ャ ー 。


「・・・ていっ! 秘技『鯉の滝昇り』ーッ!!」
「おおーッ!!!」(拍手)
「やったー、うけたよ! うう、良かったー」
「はーい、じゃあ次こっちー。オチ頼みますね!」
「ひぃぃぃぃ!!!」


 ま ぁ く ん 、 キ ラ ー パ ス 激 し す ぎ で す 。


 お前はベッカムか!

 そんなこんなで青く澄み渡った水に頭からつかり、昇り、泳ぎ。時々飛び込んだりなんかもしたりしながら、歩きも歩いた4時間半。身も心も全部キレイになるような、そんなステキな一日でした。至福。

「すごい楽しかったですよ!」
「本当に? そりゃ良かった! 組んだ甲斐がありましたよ!」
「本当本当! MADさん、動き軽いですね!」
「はっはっは『俊敏なデブ』って新ジャンル目指してますから」
「新ジャンルー!?」

 そんな会話をカマしつつ、俺の愛してやまない某お総菜居酒屋でご飯食って解散。しかもここでめったに空いてないあの幻のカップルシートに座れた上、忙しいオーナーにまで会えるという幸運ッぷり。なんだこの女の強運は。

 いやあ、楽しい一日だった。まぁくんの本来の担当だって言うスーパーシャワクラも行きてえなー。15mの滝昇りてえなー。そんなことを思いつつTV見ながら寝オチ。朝起きてビックリ。


 筋肉痛で動けない。


 翌日に筋肉痛が来るなんて俺もまだ若いなハッハッハ――って張り切りすぎたー!?

 おかげさまで、今日は会社でロボットみたいな動きで働いておりました。おおう! 肩の裏ッかわとか、普通痛みもしない妙なところから激痛が! 激痛がー! ご利用は計画的にー!?


 新 ジ ャ ン ル 確 立 の 日 は 遠 そ う で す 。


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