左ななめうえ３０ｃｍ。

　友人Ｏとその嫁とともに「しょっつる鍋」を食いに行ってきましたよっ。

　ネットで知り合った子のお爺さんが以前お店をやってらしたが、なくなって以来閉めていたのを、今度親御さんが再開するのだそうな。それを試しに食べに来ないかと、お誘いいただいたのである。つまり、親御さんに俺を紹介したいってことだね！　照れるなあ、ハッハッハ。（そんなこと欠片も言ってません）


「あ、ＳＭＳとか説明すんの面倒くさいし、学校の先輩ってことでよろしくねー☆」
「俺は怪しげな出会い系で知り合った胡散臭い男かー！？」


　大　歓　迎　で　す　。


　そーゆーの大好き！　胡散臭いってのも、当たらずとも遠からずだしな！（そうなの？）

　ええと、お前どこの大学だっけ？　Ｄ志社？　サークルは？　乗馬部と映研？　このお嬢さまがッ！　じゃあ、映研の先輩で、西洋史学科専攻ってことで！　実際は落ちたけどッ！

　場所は繁華街近郊。どんなとこかと思ったが、某公園のそばとあって、驚くほど緑が濃い。とゆーか、ここ本当に京都市内？　窓から見る景色だけを思えば、“京の奥座敷”貴船と言われても信じてしまいそうなシチュエーションである。こらすごい。

　昔ながらの京の町屋に通され、さて人生初めてのしょっつる鍋である。大鍋以外に各自の前に小さな翡翠色の七輪が置かれ、その上に手のひらを二回りも大きくしたようなホタテの殻が、小皿替わりに置かれている。おお、オッシャレー☆

　ひょい、ぱく。


　旨ス！！！Σ（'ω'ﾉ）ﾉ


　「出汁を味わって欲しい」と最初に女将さんがおっしゃってらしたが、なるほど！　出汁の味が複雑玄妙！　薄味なのに多層的で、凝縮されても濃厚すぎない。むー、これは素晴らしい。これは飲める。


「はい、ホタテー」「ありがとー」（モグモグ）

「はい、お野菜ー」「ありがとー」（ガツガツ）

「はい、鶏肉ー」「ありがとー」（モリモリ）

「はい、お漬け物－」「ありがとー」（ムシャムシャ）

「はい、稲庭うどんー」「　ゴ　メ　ン　も　う　ム　リ　」


　いや、旨かったです。たっぷり２時間ほども時間を掛けて、えんえんモリモリ食べてました。個人的には、魚がもうちょっとあると嬉しかったかな。鯛のような高級魚もいいけど、タラなんかの白身魚がも少し欲しかった。あとは、最後に雑炊も試してみたかったかな。出汁が本当に美味しかったので。まあ、お腹いっぱいで食えなかったけどなッ！　出てきてもッ！！

　あとは話のネタになるようなインテリアやデザート、秋田の地酒（この前の旅行でお世話になった身として、『まんさくの花』超おすすめ！と言っておこうッ！）なんかがあると、いい感じのお店になるんじゃないでしょうか。←何様だお前は

　いいお店になるといいな。（＾―＾）


　その後は長岡八幡宮行ったり、ひさびさに京都でカフェ巡りやったり。最後は結局、俺が愛してやまない某お総菜居酒屋Ｔでお夜食。


「小芋のから挙げうめー！」
「パリパリサラダうめー！」
「アボガドのユッケおいしー！」


　と散々食いまくり、腹パンパン。うなりつつお会計を済ませていると、おやおや声を掛けてくる人がいますよ？


「おひさしぶり！」
「あ、オーナーこにちわ！　シャワークライミング行きましょうね！」
「もちろんですよ！　僕連れてってもらうの待ちきれずに、それ用に靴買いました！」
「や、やる気満々すぎだー！？」
「あと、うどんツアー大人気で、次はバスで行こうって話になってますんで、ガイドよろしく！」
「だからアンタ、スケールでかすぎだって」（Ｔ▽Ｔ）


　なんであの人、あんなに元気なんだろう。

　新しくお店始めようとする人がいたり、バスでうどん食いに行こうという人がいたり。ううん、世界は活気に満ちてるね！　サブプライムローンなんてどこ吹く風だね！　俺もガンバロー！


　明　日　か　ら　ね　！


　今日は、この張り裂けそうなお腹の消化に努めたいと思います。臨月間近の妊婦みたいになってるよ！　うーんうーん、産まれるー。（産まれません）