左ななめうえ３０ｃｍ。

　ここの更新はもう終了してますが、これだけは書かねばなるまいっ！


　コンビニ本家１００万再生おめでとおおおおお！！！！！


　UPから約３年。早かったような、遅かったような。クリスマスに１００万達成というのがまた、コンビニらしい。今回応援しながら、たぶん、３０回以上はこの曲を聞きましたが、やっぱり俺、「コンビニ」大好きだわ。

　ゆのみさんの引退と作品の削除を頂点に、いろいろ嫌なこともあった１年でしたが、おかげで今年の最後を、笑って迎えられそうです。


　そうそう。懐かしくなってマイメモリーで残してある、「コンビニ」が最初にブレイクした時の応援コメント見てたのね。もう、CA職人の皆様方のレベルが高すぎて、笑った笑った。


　外部プレイヤーでの再生はできないみたいなので、リンクだけ。見れるかな？

◆2008年01月02日 01:33 時点のマイメモリー
http://www.nicovideo.jp/watch/1204565695

↑ネオンさんとハート職人さんの絶技が炸裂。地味に字幕職人さんが入れてるコメがまた楽しい♪

◆2008年01月07日 21:30 時点のマイメモリー
http://www.nicovideo.jp/watch/1204619761

１０万越えたときのメモリー。鳴かず飛ばずだった「コンビニ」を支え、ブレイクに導いた職人様方総進撃的。ｗｋｔｋさんにハート職人さんの超絶テクニックを見よ！　そして、自転車職人さんと、なによりコンビニの代名詞となった棒人間職人こと”棒さん”のネギ踊り！　それらをバックに繰り広げられる、歴史職人さんの語り口には熱い涙を禁じ得ない。

◆2008年01月08日 02:09 時点のマイメモリー
http://www.nicovideo.jp/watch/1205076505

ｗｋｔｋさん＆棒さん無双その２。そう言えば、昔おふたりと話しさせていただいたことがあるのだがそん時「CAすごいですよね！　よくあんなものが……！！！」って言ったら「いやいやー！　あの頃貼ったやつのコピペが出来るようになりましたからね」「そうそう。それで貼り直しがすごく楽になった」って返事が帰ってきて、じゃあアンタら、あの頃全部手打ちしてて、しかも毎回使いきりだったんかーい！？ってアゴが地面貫いてブラジルまで行った。


　いぬちさんやゆのみさん、ナナブルグさんのPVなどで、華やかなイメージのある「コンビニ」ですが、初期は全ッッ然、人気なかったのね。と言うのも、この曲がUPされた時って、リン・レンの販売直後だったからなのである。

　当時はボカロシーンが、そりゃもう爆発的に拡大していた時だったのね。定番と言われる人気曲が次々と産まれ、それを聞くファンたちも、毎日ウン百、ウン千という数で流入してきてた。ただ、その頃入ってきてたファンは、ちょっと寂しさもいだいていたのだ。その時点で、もう、ミクは人気やイメージをほぼ確立していた。その過程に関われなかったことに、残念な気持ちをいだいていたファンも少なくなかったのだ。そんな中で、リン・レンの発売が公表された。さてこそ、こんどこそは真っ白な状態のこのボーカロイドに、代表曲や、核イメージを植えつけてやらんと、ボカロ界はそりゃあもう盛り上がりまくってたわけさ。

　中でも盛り上がっていたのが「何を持たせるか」。ミク＝ネギのように、象徴となるなにかを持たせたい。それをなににするか。発売前からファン層は燃え上がり、発売されるやいなや、自分の推すブツをテーマにした曲やPVを発表し合った。その過程で、あるネタが人気を呼ぶや、それを下敷きにして翌日には無数の応援動画やパロディ動画が作られるというスパイラルが繰り広げられた。それはまさに、ネタがネタを呼ぶ怒涛の展開で、暴走とも言えるそのその戦い結果、なんと「ロードローラー」という、誰も想像もしていなかったアイテムが栄冠を勝ち取ることになるのだが、それはまあ、別の話である。あん時ゃあ、本当に面白かった。


　だが、光あれば闇あり。


　そんだけリン・レン界隈が盛り上がっていると、ミクを使った曲はスルーされがちになるのが道理で。この「コンビニ」という曲も、聞く人が少なく、そのまま消えてしまいそうになっていたのである。それに輪をかけたのが、作者のcokesiPの人柄で、「再生数なんてどうでもいいから！　今のみんなが聞いてくれて、応援や感想をくれてることが、ほんとうに嬉しい」という欲のなさ。

　これに発奮し、立ち上がったのが、上記の職人の皆様でした。この曲に惚れ込み、「こんないい曲を埋もれさせてはいけない！」と一致団結し、数々の職人芸で「コンビニ」を彩ったのである。それはコメント数を伸ばすとともに、来た人が楽しみ、話題として他の人に広めてくれることや、しょっちゅう切り替わる職人芸を目当てに、同じ人がなんども訪れ、再生数を伸ばしてくれることを願ってのことでした。

　無論、それは、「最初は物見遊山で訪れた人でも、『コンビニ』を聞けばハマってくれる。この曲は、それだけいい曲なんだ」という確証があってのことでしたが。

　後に「こんなにレベルの高い職人達が、これほど多く集った動画は見たことがない」と驚嘆された彼らの熱意は見事実り、コンビニは見事ブレイク。現在のような人気曲になったのです。登録タグにある「職人が起こした奇跡」は、それに対し、作者のcokesiPが贈った最大限の謝辞であり、それゆえに固定タグとなっています。

　今回、１００万再生を迎えて自分がしみじみ思ったのは、「コンビニ、大きくなったなあ」ってことでした。画面を埋め尽くす支援コメントのほとんどは、普通の書き込み。あの頃、この曲を支え、守り、育てたCA職人や、他の動画に宣伝におもむいた宣伝班のような人たちはほとんどおらず、ただ無数のファンがそこにいました。

　当時の英雄たちはこの光景を、どんな思いで見ておられるんでしょうか。寂寞？　いや、そういった思いをいくばくか含んでいても、大きな満足感とともに見てくださっていることだと思います。

　コンビニは自分にとって最高の曲であり、それを支えたかたがたも、最高に素晴らしい方々でした。ありがとうございました。また、どこかでお会いできたら嬉しいのですが。その時はぜひ、お話をお聞かせください。


　いつか、どこかの、コンビニで。