2007年12月12日

超ラノベ風妄想バトン。その3。


3、【NORIMITSUさん】が女に。

 目を灼いた烈光が消え失せたその後。そこには、華やかな打掛けと着物を纏った女性が一人、たたずんでいた。

 乳ボーン。尻バーン。腰キュッ。ダイナマイト・バディと言うも愚かな、壮絶なまでのスタイルと美貌。したたり落ちるような色気をまとった女は、しかし一つ異様なものを腰に携えていた。

 ――四本の、純白の狐の尾。

「本庁所管『管狐』総監“太夫”則光。勧請によりまかり越した」

 夜風のような声が、耳朶を打った。女はひたりと俺を見ると、夜目にも鮮やかな紅を塗った唇に、ニッと笑みを浮かべて言った。

「さあ、ご命令を。管持ちの主人(あるじ)」


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