2010年04月03日

敦、熱し。


 この前、おしゃれイズムに出てたロンブー淳のエピソードがスッゲえ面白かった! 

 ドラえもんが大好きで、付き合ってる子には必ず贈り物にドラえもんをあげる。で、だいたい引かれるんだけど、家に帰ったあたりで、「ドラのポケット見てごらん」とメールを送ると、そのポケットの中には彼女が欲しがってたモノが入ってる。あるいは、隠してある場所の地図が入ってる。それに対して他の出演者が


「その場であげちゃダメなの?」


って聞いたんだけど、その時の返事がふるってて、


「帰るまでの時間が大事なんですよ」


なんだそうな。

 帰るまでの間に、彼女は「こんなのがプレゼントなんて!」と、ちょっと敦を疑う。それがポケットの中のプレゼントを見つけた瞬間「あー、私あの人のこと疑っちゃったー!」と落ち込む。そして、その後ろめたさから、よけい敦を好きになる。そんな感じのことを言ってました。


 これ、文章で書くとやらしいけど、たぶん、敦にしてみたら喜びを倍増させて、効果を最大限にするために、そんな深く考えずにはじめたテクニックだと思うんだよな。「今日誕生日だっけ? うわ、忘れてたー!?――って、ウソ♪ はい、プレゼント」ってやるのの、延長版、みたいな。


 あと、「夜中に『会いたい』ってメールきたりしたら、即会いに行っちゃいそうだよね?」って質問への返事も秀逸で、


「絶対、会いに行きません。それを怒ってあげるのも愛情だと思うんですよ。『こんな夜中に会いに来てって言うのが、お前の愛情なの? 俺、お前にそんなこと言ったことある? 大好きだから、今すぐ会いたいって、そんなこと言うなら、俺、毎晩お前に会いたいよ?』って」


 うひゃー! すげー!!!


 ちょっと前のニュースで、なんで敦がモテるのか?ってのを解説したのがあったけど、そこで言ってたように記念日全部覚えてて、メールには5分以内に返事して、話は邪魔せず最後まで興味を持って聞いてあげる、を徹底してるうえ、こんなことしてるんだったら、そらモテるわー。すげえ。

 他にも声優一新時にはスネ夫の声優やりたくて応募したけど、審査進んだ時点でバレて、事務所からNGが出てできなかったとかってエピソードなんかも面白かったけど、一番「おお!」と思ったのは、「韓国映画を見てて、そのヒロインの子とつきあいたい!と思って、韓国語習い始めたことがある」って話だった。見終わったその足で韓国料理屋に行って、そこにいる子に「誰でもいいから韓国語教えて!」「いいよ!」「やった! 時給いくら!?」「いくらでもいいよ!」「じゃあ○○円で!」「OK!」ってやって、本当に習い始めたそうな。

 基本的に本人は、一事が万事、そんな感じらしい。できる、できないじゃなく、とりあえず「やってみよう!」と思うんだそうな。「付き合えるかどうかはわからないけど、言葉が通じなかったら口説くことはできない。だからまず韓国語習おう!」と思うんだって。

 世の中には、そういうタイプの人がいる。「やりたいなあ。けど」って思うんじゃなく、「やりたい!」とだけ思える人。そして、「そのためにはどうすればいいか」って、具体的に考えられる人。

 佐藤琢磨とか、そういうタイプの典型だよね。昔の日記で書いたけど、自転車競技を志したけど、高校に自転車部無かったから一人で立ち上げて、毎朝全日本の合宿偵察に行って、練習に紛れ込みながら情報を集めるなど地道に努力。その姿に打たれた先生らの応援もあって、3年の時、ついに念願かなってインターハイ出場、優勝。大学でも優勝。その後、昔から憧れていたモータースポーツを始めるが、カートを始めて半年の時に、その登竜門とも言うべき超名門、ホンダのレーシングスクールには年齢制限があり、今年が最後のチャンスだと知る。実績がないにもかかわらず、応募書類を送り、面接の時に「自分を採ってくれれば、絶対後悔はさせません!」と熱弁を振るい、その熱意を買われて、見事合格。NHKの番組「トップランナー」に出て、その話をした時の彼のセリフが忘れられない。


「面接官から、『なんでそんなに熱くなれるの?』って言われたけど、その意味が分からなかった。だって自分の夢がかかってるんですよ? 今熱くならなくてどうすんだよ、と」


 夢との距離は、案外に近い。「オタキング」岡田斗司夫氏が著書で述べていたが、「憧れている声優に会いたい」と言っているオタクの子に、こんな感じの返事をしたそうだ。「会えるよ。自分でイベントを企画して、その子を呼べばいい。新人の声優のギャラなんて知れてるから、少しバイトをすればそれくらいの金は稼げる。そういうイベントに呼ばれるってことは、向こうの評価にもつながるから、喜んでもらえるしね」と。ちなみにこれに対し、相手のオタクの子は「いや、でも、そこまでは」と返事を濁し、岡田氏は「今の『オタク』の子は、自分の時代とは違う」と痛感したという。

 「恥ずかしい」とか、「皆が俺をバカにするんじゃないか」と、邪魔をするのはいつでも自分の意識だけ。手を伸ばしてみれば、案外それは、簡単に手に入ってしまったりする。まあ、いざ手に入れてみると、遠目にはあんなに輝いて見えたその星が、銀紙細工の泥の塊だったりするんだけどな! それはそれで、いいネタだった、ってことで!


 しかし、そんな敦も格好イイが、その上を行く所さんは、やっぱりスゲエと思った。
http://mad2.shiga-saku.net/e89242.html


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Posted by MAD at 23:40│Comments(0)日記。

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