2007年09月29日
新世紀、到来。
えう゛ぁ〜んげりを〜ん。(ルパン三世の物まねで)
っつーわけで、一昨日休みの日に、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』を見て参りました! 高校時代の友人3人と! レイトショーで!!
・・・。
・・・・・・。
・・・・・・・・・。
――って、なんで休みの日やのにレイトショーなんじゃーい! 翌日眠いやんけ!! レイトショーやったら普通、休みの前日に行くやろ!?
「お前の帰りが遅いから」
ま、それはともかく。(強引に)
見てきたんですよ! マイミクのMさんから頂いたタダ券で! Mさんにはチョモランマ級の感謝を〜。
オリジナルは言わずと知れたアニメの金字塔。10年前に放映され、ガンダム以来の社会現象を巻き起こしたカリスマアニメである。映画版まで作られながら、最後グダグダになって終わったそれを4部作で再構成。「今度こそキッチリ終わらせる」として、リメイクした映画である。
で、感想なんですが。うむ、おもしれー!!!
手に汗握る展開といい謎に満ちた話といい、すげえ好みだ。また、画面構成がたまらん。見たこと無い「絵」がガンガン出てきて、それがまた見事なクォリティと動きの早いカットバックで、次々差し込まれ、脳がガンガン引きずり回される感じ。2時間が、本当にあっという間に過ぎた。続きが楽しみだー。
本当に、しみじみ思うんだけど。
これ、リアルタイムで見てたら、本当に面白かったろうなあ。
「オタク」を広言している俺だが、実は「エヴァ」を見たのはこれが初めてだ。当時今を上回るバリバリのオタクであった俺が、なぜ見てなかったかと言うと、滋賀では放映されてなかったということもさることながら、一番大きかったのが判断ミスだ。
忘れもしない。当時『トップをねらえ!』や『不思議の海のナディア』で一世を風靡し、オタ界の希望を担っていたガイナックスが新作を作るというので、我々は喜び勇んで鑑賞会を開いた。京都の友人の下宿に集まり、ブースター搭載のビデオで録画した放映ホヤホヤのエヴァ第一話を再生し。そして。
絶句した。
「なんじゃこりゃあ゙あ゙あー!?」
「意味わかんねえー!」
「どうしたんだガイナックスー!?」
もう、ホント意味分かんなかったのよ。面白くなかったのよ。
「ついにガイナックスが駄作を作った」
当時バイトと「俺様人格改造計画」に忙しかった俺様は、そう言うまわりの声に流されてつい思ってしまったのだ。
「ああ、じゃあ見なくてもいいな」
一生の不覚である。そして1ヶ月後。友人達とカラオケに行った俺は皆が着くやいなや『Fly me to the moon』を入れて合唱するのを聞き、「ええ!? なんで洋楽!? しかもなんでみんな歌えんの!? ええ!? ええ!?」Σ(゜Д゜;≡;゜д゜)と驚愕することになるのだが、それはまた別の物語である。(そんな大層な話かよ)
しかも、「先が読める」王道のお話は大好きだが、「先を知ってる」話には、まったく興味がない俺である。連ドラで、10話完結の話があったとする。5話まで見た時、間違って7話を見てしまったとする。君はどうするだろうか?
俺は、続けて8話を見るタイプなのだ。そして、多分6話は永遠に見ない。一話完結の話なら、その限りじゃないけど。また、最終回などのネタバレを聞くと、途端に興味がガクンと落ちる。だから、興味のある映画や本、マンガについては、極力情報を入れないようにしている。入れたが最後、見てる時の没入感が10分の1くらいになって、全然のめり込めなくなるのだ。
俺にとってエヴァは、その「見たこと無いけど情報得ちゃった」作品の最たるモノだ。人気ありすぎて、情報入りまくり。気づいたら見たこと無いのにほぼ全話知ってるうえ、ネタも名シーンもほぼ全て知ってるとゆー。そら見る気にならんわな。
今回の映画にしても、そうだった。
「ええと、ここでああなるんだっけ? ・・・あ、やっぱり」
「おお、ここでこのセリフか。なるほど」
「おお、すげえ戦闘シーンだ! でもどうせ、この次はこうなんだよな。――って、ホラ来た」
そんな確認作業が脳を駆けめぐり、没頭できないったらありゃしねえ。「有名なシーン」ってのはつまり名シーンなわけで、リアルで見てたら震えが来たであろうシーンなのに、知ってるから「ふーん」で終わってしまう。ああ、誰か俺の記憶を消してー! ええと、山ごもりでテニスの修行したらいいんでしたっけ!?(それはテニプリ)
オリジナル展開になるという、続きからに期待しよう。
本当にリアルで見たかったなー。謎につぐ謎と、見事な画面構成。スピード感のある演出。どれもこれも好みなのに。ホント、リアルタイムで見てたらハマっただろうなあ。
人 生 持 ち 崩 し た 可 能 性 も 大 き い が 。
まあ、それはそれでー!!(おいおい)
Posted by MAD at 19:42│Comments(0)
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