2008年01月04日

兵庫縦横滝巡り其の5。「笠形山 扁妙の滝」篇1/2

兵庫縦横滝巡り其の5。「笠形山 扁妙の滝」篇1/2


 写真は今まさに、凍り付いた扁妙の滝めがけ廬山昇竜覇を放たんとするMADさん。三角定規座の聖闘士。

完結せずに投げっぱなしになってる昔の旅行記シリーズ。兵庫縦横滝巡り其の5。「笠形山 扁妙の滝」篇1/2

 2月24日(木)、AM0:30。

 その日、翌日にスノボを控えた俺様は、「クレーム&トラブルゼロ」という会社指定の通信教育のレポートを半泣きになりながらやっていた。提出は月末まで。2回分16ページという絶望的な枚数である。

 なぜこんなことになったのか。ほんの3ヶ月放っておいただけなのに。そういや俺、夏休みの宿題は夏休み終わってから始めるタイプだったなあ、とそこはかとない現実逃避に心躍るアンコール騒ぐダン!ダン!ダン!(レディゴー♪)としていたその時だった。MSNMessengerがぽてこーん♪と受信を告げたのは。

「まいどー」
「あ、みやはらさん、まいどー」
「明後日遊びに行く約束覚えてる?」
「・・・・・・・・・。(ポン!と手を叩いて) おお! 覚えてます! 覚えてますとも!」
「忘れてたなキサマー!」
「なにをおっしゃるウサギさん。我輩が今まで約束を忘れてたことがありますか!?」
「そりゃもう数えきれず。大体お前この前、『人の話は半分聞いてない。みやはらさんの話は9割聞いてない』ってほざいとったやないけー!」
「ええ。ですから。聞いてないから忘れない」
「ブブブブブブッコロース!!!!」

 お決まりのようにぎゃあぎゃあやりながら、我々は出かける場所の算段に入った。悩んでるヒマはない。明日はスノボで早起き。課題はまだ半分も出来とらんのだ。

「どっかいいとこあります?」
「うんと、兵庫で凍る滝あるらしいよ? そこどう?」
「いいっすね! どの辺です?」
「神崎郡神崎町。兵庫の真ん中当たりやね。もう解けてるかも知らんけど、エエやろ。傍に『笠形温泉 せせらぎの湯』ていう良さげな温泉もあるよ?」
「おお、ナイス! そこにしましょう! お? 裏で連絡取ってた殿下も来れるらしいです」
「久しぶりのメンバーやな。京都まで出たら時間無駄にかかるし、神戸駅で拾ってよ」
「了解です。8時から9時頃までに行きますよ」
「ほな明後日」
「はい明後日ー」

 決定までの所要時間5分。すばらしい。今までこんなにみやはらさんが役に立ったことがあっただろうか。いやない。(断言)

 俺は満足感に浸りながら、再び課題に取りかかった。全泣きになった。


 そして26日。起きたら8時だった。


 昨日のスノボで全身筋肉痛だ。きしむ身体をムリヤリ引き起こし、愛車MPVへと乗り込む。
 今回は決まった場所に集合ではなく、拾って回るパターンなので気が楽だ。自慢じゃないが俺様遅刻は日常茶飯事。周りも慣れてて計算に入れてたりされる。継続は力なり、というやつだ。わっはっは。・・・スイマセン。(土下座)

 まず京都へ向かい、殿下を拾う。こ奴は某ドラゴンバレイ大の後輩で、それまで「大学は8回生までやって卒業出来なかったら退学になる」という「強制解脱理論」が実は誤りであり、実際は「単位がチャラになり、1回生に戻される」という「永劫回帰理論」こそが真実であるということを実証した恐るべき男である。こんなガキだけは持ちたくねえ。

 そして、神戸へ。一方通行に囲まれた非常に鬱陶しい街路に迷子になりつつ、なんとかみやはらさん確保に成功。我々は一路篇妙の滝へと向かった。

(続く)


↑ と書いて4年。今だに続き書いてません。つか、書いたけどカキコミのさいにブラウザ落ちて消えた。



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