2008年08月05日
俺たちの頂。
かつて「なぜエベレスト(山)に登るのですか?」と問われたイギリスの登山家ジョージ・マロリーは、「そこにエベレスト(山)があるから」と答えたという。
好奇心。
“見たい”“行きたい”“知りたい”。走光性を持つ虫が、身を焼かれると知ってもなお炎に飛び込まざるを得ないのと同じく、それは人に刻まれた本能であり、宿業である。
我々は、“何か”を目指す為に産まれてきた。“何か”を成し遂げる為に産まれてきた。その“何か”が何処で、何なのかは人それぞれだが、それに理由などいらない。
そこに山があるから、とマロリーは言った。ならば我々も目指そうではないか。山を。そう。
――B級グルメの聖地、喫茶「マウンテン」を。
「喫茶マウンテン(きっさマウンテン)は、名古屋市昭和区にある、風変わりな料理を出すことを特徴としている喫茶店である。通称は山。
(中略)
「甘口抹茶小倉スパゲティ」をはじめ、「味噌ピラフ」、「サボテンピラフ」、「甘口いちごスパゲティ」(期間限定)といった数百種類に及ぶ多様で風変わりなメニュー、そしてかき氷などに代表される量の多さが特徴である。 有名となった頃は食べきれない量を1人前として提供していたが、現在では量が減っている。また、店名から登山用語になぞらえて、喫茶マウンテンへ向かうことを「登山」、完食したときは「登頂」、一人で食べきった場合は「単独登頂」と呼ばれる。注文したものを残してしまった場合は「遭難」と呼ばれる。」
(Wikipediaの同項より抜粋)
な ん て 魅 力 的 な ん だ 。
ここに行かずしてB級グルメが語れるだろうか!? いやそんなはずはない!(反語) ずっと前から行きたくって仕方なかった、この伝説の喫茶店。後輩Hの結婚式三次会に参加する行程の途中で、ついに寄ることが出来ましたよ! シェルパを勤めてくれた後輩U! ありがとう!
集合したのは朝7時。後輩Uの車に拾ってもらい、八日市の先輩と合流。同じく三次会に参加するサークルの面々と現地で合流し、11時半、我々は総勢10名で喫茶マウンテンへの登山を開始した。最近ではメディアにも頻繁に取り上げられ、行列ができる店として有名になってしまったが、お昼ちょっと前だったおかげか、並ばずには入れたのは僥倖だったと言えよう。
そして、頼みましたよ! 食いましたよ!
「甘口抹茶小倉スパ」!(俺)
「甘口バナナスパ」!(M先輩)
「甘口キウイスパ」!(後輩U)
おおおおお!!! どれもこれも、食う前からインパクト充分! 甘ったるい香りがあたりを漂い、しかも量は三人前はあろうかというボリュームだ。ちなみに、他にも「トマトパフェ」とか色々頼んだが、面倒くさいので割愛。さあ、食うぜ! ひょい、パク。
!!!!!!
抹茶ーッ!? Σ( ̄□ ̄;
そして、甘ッ!?
麺が見事に抹茶味! そして、それを覆うクリームとあんこがべったりとした油に包まれ、見事なハーモニーを奏でている! すーごーいーぞー!!(巨大化して名古屋城を破壊しながら)
ううむ、これはすごいものを食った。後輩U、お前のはどうだ?(パク) うひょおぉぉぉん、キゥイー!? え、M先輩のは!?(パク) !!!!!! ばばばばバナーヌゥゥゥゥ!!!!!!
看 板 に 偽 り な し 。
キゥイは「これでもか!」ってなくらいにキゥイで、バナナは「吐いたツバ飲まんとけよ!?」ってなぐらいにバナナだ! しかもあったかスウィーティー!! お願いティーチャー! ぎにゃぁぁぁぁ!!!!
まさしく伝説! これぞ殿堂! 貴重な体験をさせてもらいましたぜマウンテン! いやあ、面白いなあ。いや、良かったなあ。あの二つに比べれば、これまだマシだ。
しかし、食えない味じゃないよ? ちょっと油っこいし、甘さもくどいけど、まあ食える。うん。これで食えないってやつは駄目だね! ヘタレだね! ヘタレもんだね! モグモグ。まだ、3分の1か・・・・・・。なんか、生クリームが溶けてから、麺が膨張してきてんだけど・・・・・・。パクパク。しかも、生クリームからまって、甘さ増してね? パクパク。パク・・・パ。パク・・・・・・パク・・・・・・パ・・・・・・。
こんにちは。ぼくヘタレもんです。(大○のぶ代の声で)
ゴ メ ン 、 ム リ 。
食っても食っても無くならねエエエエエーーー!!!! しかも、どんどん油っこくなっていくんだよう! もうね、身体が拒否するのね。入ってくんな、って。飲み込もうとしても、ノドが開いてくんないのね! しかも調子に乗って頼んだ「イカスミドリンク」が薄い砂糖水って言うか、ぶっちゃけカブトムシのエサみたいな味でさあ! 口んなかの甘ったるさ流したくて飲んだら、症状さらに悪化するとゆー。
結局後輩2人に少し食べてもらい、なんとか登頂成功したんだけど、いやキツかった。「甘くてあったかいパスタ」とゆーのが、あれほど強烈なモノだとは思いませんでした。恐るべし、マウンテン。私が悪うございました。(土下座)
心から忠告いたしますが。
一 人 で 珍 メ ニ ュ ー 食 い き ろ う な ん て や め と け 。
もう、マジ半端ねえから! キツイから! できたら5人くらいで行って、マトモなの二品に変なの一品とかにして、みんなでつつく位にしとけ!
誤解せぬよう書いておきますが、この喫茶マウンテン。変なメニューだけではありません。むしろ、まともなメニューの方が多いです。ただ、どれもこれもべらぼうに量が多いうえ、油まみれで超コッテリなんです。もう、お腹の横に蛇口付けたら、油がてれてれーって出て来そうなくらい。なに? それはお前の脂肪だ? そうか。
いやはや、強烈な体験でした。でもすげえ面白かったよ! やっぱチャレンジは大事だね! 登らないと見えない景色が、世の中にはあるよね! 「そこに山があるから」! やっぱジョージ・マロリーは正しかったよ!
マ ロ リ ー 、 結 局 登 山 中 に 死 ん じ ゃ う ん だ け ど 。
ご利用は計画的に-!
Posted by MAD at 03:13│Comments(0)
│日記。
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。