ナイン・ステイツ・ストライクス!!!第六撃

MAD

2008年01月06日 16:49


 「コンビニ」いいなあ!

 ひさびさに超ヒット! 最後の怒濤のサビがいいんスよ!

♪どうして貴方は穴以外似ているの? ♪100円玉と50円玉〜


 うっはー。もうメロメロ。(*≧∇≦)ノシ

 そんな俺様の初夢は15禁でした。内容は言えんな。



ナイン・ステイツ・ストライクス!!!第六撃


 10月14日の続き。



 九州の朝は早い。

 法事が入ってるとゆー生臭坊主Sと別れた我々は、勇躍レンタカーに乗って旅立った。なお、朝俺様が起きてみると、皆がすでにひとっ風呂浴びたあとであったのは言うまでもない。みんなどんだけ風呂好きなんだ。

 あと、メシ食ったあと宿のオーナーさんが懇切丁寧に観光名所について解説してくれたり、送迎車のお兄ちゃんがレンタカー屋まで案内してくれたりと、お湯でポカポカと温まった体だけでなく、心までも暖めてくれたりもした。サンクス!


 さて。

 我々がまず向かったのは、由布院中心街。金鱗湖を核とする、観光メインストリートである。あちこち迷いながらも駐車場に車を停め、我々は散策を開始した!


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「おお、これが“由布院御三家”の一つ玉の湯か!」
「ふうむ。街中にあるというのに、落ち着いた雰囲気だな。こう、宿の中に入ったら世界が変わる感じだ。入りてえが、入れん」
(な!? あの傍若無人なM先輩が怯んでいる!? 結界に怯える妖魔とはこんな感じなのか!?)
「・・・今なんか失礼なこと考えてなかったか?」
「いえいえとんでもめっそーもない!」


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「金鱗湖、向かいにけったいな建物たっとるなー」
「雰囲気壊しまくりのレストランですな。景観条例ナニソレ?って時期に建てられたんですかね? ――って、おお! 下ん湯! 入りてー!!」
「時間ないしダメ」
「ああああ! せっかく誰も入ってないのに! 時間も早くて周りに人も少ないのに! イヤンバカンー! 神よ私は美しいー!」





※「下ん湯」は由布院に数軒ある公共浴場の一つ。茅葺き屋根の湯小屋で、昔ながらの姿を今によく残した風情のある浴場なのだが、湖との間に間仕切り一切無し。外から丸見えなうえ、金鱗湖という超メジャー観光地のほとりにあるせいで、観光客がひっきりなしにのぞいていくことで有名。


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「風情のある通りですな」
「さすが観光地! 通りもキレイに整備されてて、雰囲気抜群だな!」
「・・・人が一杯でまっすぐ歩けないですけどね・・・」
「うはは。お、ゲゲゲの鬼太郎商店が」
「ええ!? なんでこんなとこに!? つか、ついこの間、ツレが境港行ったっつーて、土産にもらったばっかりですよ!」
「ううむ、けっこう欲しい」





「・・・そうか、猫娘の汁はりんごハチミツ味か・・・」
「MADくん、どしたの?」
「イエイエなんでも! 発言に深い意味もないですよ! 決して! あははははは!!!」
「・・・?」



 そんな感じで一帯を探索し、満足した我々は再び車上の人となった。向かったはもう一つの温泉の聖地、別府である! 多種多様の温泉を有し、温泉ワンダーランドと呼び声も高い温泉郷別府は、なにを隠そう尻隠そう、由布院と山一つを隔てた向こうにあるのである!

「しかし、俺が学生時代に来て入った風呂はどこだったんだろなー。知らんか?」
「あなた以外の誰もわかり得ませんよM先輩!」
「発掘のバイトの途中でな、こー、坂を下った途中にあったんだよ。あ、牛」
「おおお! ほんとだ牛だスゲー!!」←大興奮
「そーいや、島根行った時、M、前の車あおって恐がらせてたな」
「なにを言うN! あの距離のどこがアオリだ! ちょっと狭かったかも知らんがあれは普通の車間距離だ!」
「だいぶ狭かったですよ! 俺、よー“暴れソアラ”つーて責められてましたが、どー考えてもM先輩の方が“暴れ”の名にふさわ――」
「しかし俺の行った温泉どこだったんだろなー。知らんか?」
「知らねえっつか人の話を聞けー!!」


 そんな感じで騒ぎつつ山を越えると、そこは別府だった。


「うお、なんだこれ!?」
「雰囲気、変わりますねー」


 いかにも「観光地」という風情に満ちた由布院と好対照に、一転、別府は発展しまくった地方の中核都市だった。遠くに湯煙があがっているのが見えたものの、大きなビルが林立し、「温泉街」というイメージからはほど遠い。こりゃ、宿を由布院に取ったのは、正解だったかもしれん。この調子だと、温泉も心配だな。

 そんなことを思いつつ、目当ての温泉へと向かったのですが、いやはや。


 我 輩 が 間 違 っ て お り ま し た 。(土下座)


 いや、すんげえ!

 まず向かったは、別府温泉郷の看板とも言うべき共同温泉「竹瓦温泉」。老舗の高級旅館を思わせる唐破風造の年代物の建物と、名物砂風呂で知られる名湯なのですが、初っぱなから、これが素晴らしい!





 昭和初期からタイムスリップしてきたかのようなたたずまい! 飴色に輝く磨き上げられた床! くすんだタイル! うっひょたまんね!

 そして、1000円の砂湯入湯券を買って、浴衣のような服に着替え、中に入っても一つ驚愕ですよ。古い大きな湯屋の中に、床一面に敷き詰められた砂、砂、砂!

  そこに寝転がり、“砂かけさん”と呼ばれる奥様方に、じゅわっとお湯を含んだ砂をかけて貰うわけです。シャベルで。気分はほとんど埋葬☆

「スゴい量の砂だなあ。砂とか、入れ替えるんですか?」
「全部入れ替えるよ。トラックで運んできてねー」
「この量を!?」

 ちなみに、どのタイミングで入れ替えるかも聞いたが、これ書くまでに、あまりに間が空きすぎて忘れた。定休日だっけな?

「うっほ、思ったより熱い!」
「けっこう重いなー!」
「ですね先輩Kさん!」
「顔かゆくなったら言ってね。あと写真撮りたいなら撮ってあげるよ」
「砂に埋まってから言わないでください砂かけさんー!? どうあがいても取りに行けませんー!」

 高い高い天井を見上げながら、蒸し焼き状態。汗が目に入りそうになってうっひょ!?とかなりつつも、まさしく手も足も出ない状態。10分は、思ったより長かった。

「うお、砂まみれ!」
「あつつ。汗ひかねー」
「お肌もつやつやですよ! スゲー!」


 大満足し、次に向かったは別府温泉保養ランド


 日本に数ある「地獄」温泉の中で、唯一実際に入ることができるという地獄温泉である。その湯、その規模、その希少性から、温泉マニアの中では聖地のように崇められる温泉であるという。さあどんな衝撃を喰らわせてくれるんだ!? もうwktkが止まりませんようっひょー!!

 と、喜び勇んで向かった別府温泉保養ランドは。


「・・・寂れてんなあ」
「・・・寂れてますねえ」

 なんだか、申し訳ないくらいに、場末の観光ホテルであった。

 巨大な駐車場に、ポツリ、ポツリと止まる車。壊れた看板。錆びた鉄柱。にぎわった観光客をあてこんで作ったとおぼしき販売所は、すでに放置されて久しいようだった。

 ホテル自体も、お世辞にもキレイとは言い難い。照明は薄暗く、施設自体が経年劣化で汚れてらっしゃる。経営大丈夫なんでしょうかこのホテル?

 いらぬ心配をしていると、

「いらっしゃい! お風呂はそこの通路を降りて下よ!」

 と、親切な受付の奥様が、とてもフレンドリーかつハイテンションに湯の場所を教えてくださった。なんだか、この人だけ世界が違うんだが。

 渡り廊下を渡り、やはり薄暗い待合室にはいる。服を脱ぎ、大浴場へと入り。

「おお!」

 我々はちょっと安心した。コロイド状の泥湯に満たされた風呂は、なかなかもっていい湯であった。ここで体を洗い、さあ、行きましょう露天風呂! 狭暗い階段を下り、出た先は。

「おおお!」

 竹で組んだ湯屋! 立っても肩まで浸かれる深さの泥湯。うむ、風情あるぜ! まあ、値段相応の価値はあったかな。でも珍しいのは確かだけど“聖地”は言い過ぎだよなあ。あ、まだ奥あるんだ。どれどれ。

 と、失礼なことを考えつつ、さらに奥に移動した俺たちは。


「うおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!」


 超ド肝を抜かれた。


 白一色に染まった広大な鉱泉! 足下はぬるりとした鉱泥で、油断すると、ずるっとすべってコケる。

「ひやあ、なんじゃこりゃ!」
「見たことねえよこんな温泉!」
「広さだけならスーパー銭湯でもあるけど、なんじゃこのシチュエーションとお湯は! スゲエ、ありえねえ!」


 俺 た ち 大 興 奮 。


 こりゃスゴイ。こりゃ楽しい! “聖地”と呼ばれるのも納得です! ひや、楽しー!!

 いや、来た甲斐がありました。温泉好きなら、一度は入ってみるべきお湯かと。ただ混浴なうえ、かなり大きな風呂とあって、オーバーフローも少なめ。そのため、毛や虫の死骸なども浮いてるので、その辺が駄目な人には向きません。

 泥湯のせいで浸かってる部分は見えないけど、ブラブラソーセージ状態の男が、視界にはいるとこで歩き回ってるしな!

 ここ、風呂を完全に男女で分けて、こじゃれた感じに改装するだけで、客の入り、倍増どころじゃすまないだろうけどなあ。それをしないのを「商売ベタ」と見るか、「昔ながらの正直な商売」と見るかは人それぞれだろう。

 よく覚えてないが、行った時には「湯治プラン」とかで、朝晩のご飯付一泊5000円ちょいってプランが貼ってあったのを見たような。格安ビジネスホテル並みですなあ。

 頑張って頂きたい温泉です。はい。



 以上、このあたりでタイムリミット。途中で名物団子汁を食い、地獄巡りなどに後ろ髪を引かれつつも、そのまま空港へ。土産物を買いあさり、帰路に就きました。いやあ、楽しかった!





「やっぱり、九州の温泉はレベルが違うな!」
「ですね、M先輩! 北海道が温泉天国なら、こっちは温泉王国ですよ!」
「家のそばの某温泉が88点で俺の中の基準だったが、これは見直さねばならんな」
「はあ。じゃあ、何点に?」
「68点」
「落ちすぎだー!? どんな基準だよオイ!?」

 しかし、そんな気持ちもちょっと分かるほどに、九州の温泉のレベルは飛び抜けていたのである。北海道は野湯がメインの、ゆったり自然満喫の湯であったが、九州は多種多様な湯質と入り方とで楽しめる、そんな温泉ワンダーランドでありました。

 今度は南の方廻りたいなあ。黒川とか、高千穂とか。


 行けば行くほど、また行きたいところが増える。それもまた、旅行の醍醐味。


 一 緒 に 行 く 人 間 は 、 減 る ば か り だ が 。


 「R大学YGC」OB・すちゃらか旅行団は、新規参入者の到来を心より歓迎いたします。今年も多分、GW前後に開催の予定です。さあ、君もLet’s参加! とってもステキなダメ旅行が君を待つぞ! なお、今年の行き先はまだ未定です。行き先案も同時募集中っ! オゥイエー!!


(完)


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