ジャパンブリッジ探検隊。(前編)

2008年12月22日


「先日頼んでもらった甘酒のお代払いたいんですけどどーしましょー?」と・MD先輩にメールしたら『うーんどっしよっかなーそう言えば21日休みだっけM川と日本橋行くけどくる?』って言われたので「あいよ」って言ったら『ほんとに来るの!?』ってビックリされた。なら聞くな。でも行ってやる。それが俺の復讐。俺のジャスティス。

「『タイタニア』見てて恥ずかしいですよねえ」
「うむ。中世の世界観にオーバーテクノロジー放り込んでるだけの違和感もさることながら『ジュスラン卿は』とか言ってる感じが変だ」
「銀英伝はあんま帝国側の政治とか描写してませんでしたからまだ違和感薄かったんですけど、王国とか政治体制が牧歌的すぎて『おいおい!』って突っ込んじゃうのが――って、しかしあんなBSのマニアックなのよく見てますな。俺以外でまともに見てる人が周りにいるとは思わなんだ」
「今期はアレしか見てないぞ?」
「選べー! 見る番組を選べー!?」

 9時に大学の先輩M川さんの車に拾ってもらい、そんな話をしつつ、日本橋に着いたのは10時半のことだった。

 日本橋。かつて関西随一の電気街として隆盛を誇ったこの町だが、大規模郊外店の攻勢に抗しえずめっきり地盤沈下。秋葉原と同じく、現在ではオタクの町として命脈をつないでいる。

 俺は町を埋め尽くす萌えイラストを見て、しみじみと思った。ここに来るのは久しぶりだ。確かこの前訪れたのは半年ほど前。・MDさんが「エロゲの深夜販売に並ぶけど誰か来ない?」とゆーので、仕事帰りの深夜10時から、電車で2時間かけて、のこのこ見物に赴いたのである。ちなみに本当に並んでる・MDさんを指さして笑った後、二人でロイホに行ってメシ食って帰った。


「それはいいとしてM川さん」
「ん? なんや?」
「僕はなにしに来たんでしょう?」
「 知 る か 」


 ほどなく・MDさんも合流した。ソフマップでいらないゲームを売り、軍資金を補充した後
とりあえず飯を食おうと言うことになった。どこで食うかしばしの協議の後、約一名の強硬な主張に押し切られる形で、某メイド喫茶に行くことになった。困ったもんである。

「うっひょおおおおお! メイドだ! メイドさんだ!! うひゃひゃうひゃうひゃさあ入ろうじゃないですか・MDさんM川さん! ついに! ついに憧れの場所に来たぜ俺は! ウェヘエヘヘエヘボヘヘヘヘ!!!」
「お帰りなさいませご主人様ー☆ 何名様でしょう☆」
「うひょおおお! 本当に言ってくれてるー!!! えええ、お帰りなさいましたよ3名様です!」
「あちらにどうぞー☆」
「あちらですねウヘヘエヘエヘ」


 と通された場所は突き当たりの個室で。

 働くメイドさんはほとんど見れない場所で。

 ええと。

 ひょっとして、その。


 隔 離 さ れ た ?


 バカなー!? なにが悪かったって言うんだー!?(顔)


 俺の頼んだドリアセットは、涙でとてもしょっぱかったと言います。南無。


(続く)


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